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無償でトラック数無制限の本格DAWツール「Studio One 5 Prime」が公開

“ゲイン・エンベロープ”機能などを新搭載

「Studio One 5 Prime」

 (株)エムアイセブンジャパンは8月12日、統合型音楽制作ソフト(DAW)「Studio One」シリーズの最新無償版となる「Studio One 5 Prime」を公開した。Windows/macOSに対応するフリーソフトで、Windows版は64bit版のWindows 10に対応している。現在同社のWebサイトからダウンロード可能だ

 「Studio One 5 Prime」は、無償ながらトラック数無制限で、エフェクトやバーチャル音源を備えるなど、音楽制作に必要な基本的な機能を搭載するDAW。32Bit浮動小数点演算のオーディオ・エンジンを搭載するほか、無償・有償のアドオンで機能を拡張することも可能。タイムストレッチ機能も搭載されており、ループを配置してトラックを作成することもできる。

 最新版では、波形上に折れ線グラフを描いて音量を調節できる“ゲイン・エンベロープ”機能が搭載された。メインパネルや編集パネル上の右クリックメニューにある[ゲインエンベロープ]チェックボックスをONにすると利用可能。“ゲイン・エンベロープ”機能で調整した音量は即座に波形に反映され、ミキサーなどのボリュームとは独立して適用されるため、ボーカルなどでワンポイントだけ音量が大きく録音された部分を修正するといった際に威力を発揮するだろう。

“ゲイン・エンベロープ”機能

 また、サンプリング音源などで奏法の切り替えを行うキースイッチ機能に対応。キースイッチに利用するノートをあらかじめ設定しておくことで、トランスポーズなどを行ってもキースイッチの設定が崩れてしまうことがなくなった。

 そのほか、編集パネルをフローティングウィンドウ化して常に表示しておける“サイドバイサイド・エディター”機能も搭載されている。

“サイドバイサイド・エディター”機能

ソフトウェア情報

「Studio One 5 Prime」
【著作権者】
PreSonus Audio Electronics, Inc.
【対応OS】
64bit版のWindows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.1 build 59897(20/08/12)