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「May 2020 Update」に新たな問題、スリープからの復帰でWWAN LTEモデムが接続不能に

9月下旬を目途に修正プログラムを提供

“Windows 10 release information”でのアナウンス

 米Microsoftは8月31日(現地時間)、「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」環境の一部WWAN LTEモデムで、スリープから復帰後に接続不能となる不具合があることを明らかにした。同社は問題のあるLTEモデムドライバーがインストールされているデバイスへのアップグレード提供を一時停止するセーフガードを実施するとともに、セーフガードが解除されるまでは[今すぐアップデート]ボタンやメディア作成ツールを利用した手動アップグレードを避けるよう呼び掛けている。

 同社によると、特定のLTEモデムドライバーがインストールされたデバイスは「May 2020 Update」と互換性がなく、スリープまたは休止状態から復帰しても、タスクトレイにあるネットワーク接続の接続状態を表示するインジケーターアイコン(NCSI)が“インターネット アクセス”にならず、インターネットへの接続が行えないことがあるという。

 すでに「May 2020 Update」へアップグレードした環境でこの問題に悩まされている場合は、デバイスをいったん機内モードにし、再び機内モードを解除することで問題を解決できるとのこと。同社は現在解決に向けた作業を進めており、9月下旬を目途に修正プログラムを提供するとしている。