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「Windows 10 May 2020 Update」の新しいIMEに問題、入力などさまざまなタスクに影響

「Microsoft IME」を一時的に以前のバージョンに戻すことで回避可能

同社のサポートドキュメント

 米Microsoftは8月31日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 2004(May 2020 Update)」の日本語・中国語「Microsoft IME」で新たな問題が発生していることを明らかにした。

 同社によると、「May 2020 Update」で日本語・中国語の「Microsoft IME」を利用する際、入力に問題が発生したり、予期しない結果が表示されたり、テキストを入力できない場合があるという。影響を受けるのはクライアントOS「Windows 10 バージョン 2004」とサーバーOS「Windows Server バージョン2004」のみ。他のバージョンには影響しない。

 「May 2020 Update」にはパフォーマンスと安定性が図られた新設計のIMEが搭載されており、設定に関わるユーザーインターフェイスも簡素化され、見通しのよいものになった(参考記事)。その一方で、互換性に問題が生じることも懸念されている。もし問題が発生した場合は、一時的に「Microsoft IME」を以前のバージョンに戻すことで改善される場合があるとのこと。

タスクトレイの右クリックメニューなどから「設定」アプリの「Microsoft IME」画面にアクセス
[全般]を選択
下の方にスクロールし、[以前のバージョンの Microsoft IME を使う]オプションを有効化する

 「Microsoft IME」関連では、この問題のほかにも「Microsoft Excel」などの一部のアプリで「Microsoft IME」を利用している場合、マウスでドラッグするとエラーが表示されたり、アプリが応答しなくなったりする問題が調査中だ。