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フリーのネットワーク解析ツール「Wireshark」v3.2.7/v3.0.14/v2.6.20が公開

脆弱性を修正。v2.6系統のアップデートは本バージョンが最後

「Wireshark」v3.2.7が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v3.2.7が、8月12日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。

 リリースノートによると、今回修正された脆弱性は3件。「MIME」のマルチパートディセクターと「TCP」ディセクター、「BLIP」ディレクターがクラッシュする不具合が解決された。同日付けでリリースされたv3.0系統の最新版でも同様の脆弱性が修正されている。v2.6系統では、「BLIP」ディレクターのクラッシュ問題を除く2件の脆弱性が対処された。

 「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、v2.6系統(LTSリリース)のアップデートは本バージョンが最後になる見込み。開発チームはv3.2へのアップデートを呼び掛けている。v2.6系統の終了により「GTK+」と「Qt4」の対応が打ち切られるほか、Mac OS X 10.6から10.11までのバージョンで「Wireshark」が利用できなくなる。古いOSを利用している場合は、最新バージョンへの移行をお勧めする。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.2.7(20/09/23)