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“chkdsk”でシステムが破損、起動不能に ~「Windows 10 バージョン 2004/20H2」の2020年12月更新
すでに修正済み。起動不能になったデバイスに対する回復手順も案内
2020年12月22日 08:30
米Microsoftは12月21日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 2004/20H2」向けの更新プログラム「KB4586853」「KB4592438」(2020年12月の月例更新とそのプレビューパッチ)で新たな問題が報告されたことを明らかにした。“chkdsk”コマンドを実行するとファイルシステムが破損し、デバイスが起動できなくなる。
複数のメディアによると、この問題が初めて報告されたのはAMDユーザーのオンラインマガジン“Planet 3DNow!”のユーザーフォーラム。先週の木曜日、教室で管理している7台のPCをいつものように定期アップデートし、“chkdsk /f”コマンドでディスクチェックしたところ、7台のPCすべてでブルースクリーン(BSoD)エラーが発生し、起動不能になったという。
Microsoftによると、この問題が発生するのはごく少数で、すでに解決されたとのこと。企業で管理されていないデバイスの場合は、24時間以内に修正が反映される。修正をすぐさま反映したい場合は、デバイスを再起動するとよい。
企業で管理しているデバイスの場合、「KB4592438」「KB4592438」のドキュメントページから特別なグループポリシーをダウンロードし、手動で導入することで問題を解決できる。
万が一この問題に遭遇してデバイスを起動できなくなったケースに対しては、以下の手順が示されている。
- 起動に何回か失敗すると、回復コンソールが起動する
- [詳細オプション]を選択
- アクションのリストから[コマンド プロンプト]を選択
- 「コマンド プロンプト」が開いたら、次のように入力する:chkdsk /f
- chkdsk がスキャンを完了するのを待つ。スキャンが完了したら、次のように入力する:exit
これでデバイスが起動するはずだが、再起動後に自動で“chkdsk”コマンドが再実行されることがある。