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ふりがなを自動入力するアプリが正常に機能しない問題 ~「Windows 10 バージョン 2004/20H2」

古い「Microsoft IME」への切り替えで回避可能

同社のサポートページ

 米Microsoftは12月3日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 2004/20H2」でふりがなの自動入力が期待通りに機能しない問題が発生していることを明らかにした。同社は現在、原因を調査中。今後のアップデートで解決するとしている。

 この問題は、氏名や住所を漢字で入力するとそのふりがなを自動で取得し、自動補完するタイプのアプリに影響がある。たとえば公益社団法人国民健康保険中央会が提供する「介護伝送ソフトVer.8」の場合、「Microsoft IME」で氏名を漢字で入力してもふりがな欄に正しいふりがなが出力されない。アプリの内部で“ImmGetCompositionString()”APIを利用している開発者は、注意が必要だ。

「Microsoft IME」で氏名を漢字で入力してもふりがな欄に正しいふりがなが出力されない

 同社は回避策として、一時的に「Microsoft IME」を古いバージョンへ戻す方法を案内している。古い「Microsoft IME」への切り替えは、「設定」アプリから可能。

タスクトレイの右クリックメニューなどから「設定」アプリの[Microsoft IME]画面にアクセス
[全般]を選択
下の方にスクロールし、[以前のバージョンの Microsoft IME を使う]オプションを有効化する