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サードパーティ製アンチウイルスで「Firefox」がクラッシュする問題 ~v84.0.1で解決

一部のWindows環境でCanvasレンダリングの性能が低下し、ちらつく問題にも対処

「Firefox 84.0.1」

 Mozillaは12月22日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox 84.0.1」を正式公開した。サードパーティ製アンチウイルスソフトがインストールされている環境で「Firefox」がクラッシュしてしまう問題が対処されている。

 そのほかにも、一部のWindows環境で“Canvas”要素のパフォーマンスが想定よりも低下し、ちらつきは発生する問題や、OSバージョンの検出処理が不適切なためApple Silicon(M1)デバイスでJavaScriptで書かれた「Unity」ゲームを読み込めない不具合が解決された。特定のサードパーティ製PKCS11モジュールとスマートカードがインストールされている環境で暗号化されたWebサイトの読み込めなかったり、クラッシュする問題も修正されている。

 なお、本バージョンにおける脆弱性の修正はアナウンスされていない。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでに利用している場合は自動で更新されるが、画面右上のメインメニュー(横3本線アイコン)から[ヘルプ]-[Firefox について]へアクセスし、バージョン情報ダイアログを開いて手動でアップデートしてもよい。