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参加者間に距離の概念があるビデオ会議サービス「SpatialChat」

1月末まで無料プランで最大25人&3000分の利用が可能

「SpatialChat」の公式サイト

 「SpatialChat」は、インターネットを介して使うビデオ会議サービス。専用のソフトを必要とせず、Webブラウザから使用できる仕組みで、1つの会議スペースに最大50人が同時に利用できる。

 利用の際にはまず、主催者となるユーザーが会議のスペースを作成。その他の参加者はそのスペースに参加する。主催者はユーザー登録が必要だが、参加者は会議の参加時にユーザー名を入力するだけで参加できるため、ユーザー登録も不要となっている。公式サイトには、誰でもユーザー登録なしに参加できるテスト用会議スペースも用意されている。

 「SpatialChat」の特長として、参加者間の距離の概念がある。参加者は仮想の会議空間で丸いアイコンとして表示され、自由に移動が可能。自分の近くにいるユーザーの声は大きくなり、離れると小さくなっていき聞こえなくなる。この会議空間の中で、他の参加者と画像やYouTubeなどの動画を共有して一緒に視聴することも可能。

公式サイトのテスト用会議スペース。丸いアイコンが参加者

 昨年11月には、主催者が管理する全ての会議スペースへ同時に音声を流すブロードキャスト機能も搭載された。例えば大企業の利用などで参加者が多い場合でも、全参加者に重要事項を一度に伝えることが可能となった。

 現在、無料プランの内容が1月末までの期間限定で拡張されている。最大参加者数は25人、1日当たりの参加者×利用時間は3000分(25人が利用した場合で1日120分)となる。スクリーン共有機能や画像・動画の共有機能は従来どおりに提供される。