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「TeamViewer」にビデオ会議ツールが統合 ~無償ユーザーも最大5名まで利用可能

オプションで300人規模の会議も主催できる

「TeamViewer」クライアントに統合された「TeamViewer ミーティング」

 独TeamViewerは1月13日(現地時間)、オンライン会議ソリューション「TeamViewer ミーティング」を「TeamViewer」クライアントに統合したと発表した。わざわざ「TeamViewer ミーティング」アプリをダウンロード・インストールしなくても、リモートデスクトップ接続ソリューションとして広く普及している「TeamViewer」アプリからワンクリックでビデオ会議を開催できるようになる。

 「TeamViewer ミーティング」は、かつて「Blizz」という名前で提供されていたビデオ会議・コラボレーションアプリ。HD画質のビデオ通話、エンドツーエンドで暗号化されたVoIP音声通話、インスタントメッセージ(チャット)、最大300名までのスケジュールグループミーティング、4Kマルチディスプレイの共有、セッションレコーディングといった機能を備える。

「TeamViewer」アプリとは別に、「TeamViewer ミーティング」アプリをスタンドアロンで利用することも可能

 「TeamViewer」に統合されたミーティング機能は、有償・無償にかかわらずすべてのサブスクリプションで利用可能。「TeamViewer」クライアントを再インストールする必要もない。ミーティングに参加できる人数は、無償ユーザーの場合は最大5名。有償ユーザーの場合は最大10名が参加できる。さらにオプションのパッケージを利用すると、最大で300名の大規模会議を主催可能だ。

 「TeamViewer」は、Windows/Mac/Linuxに対応するマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップソフト。モバイル端末を利用したスクリーンシェアリングとリモートコントロールにも対応しており、オンラインサポートやオンラインミーティング、プレゼンテーションなどにも活用できる。個人の非商用であれば無償で利用できるのもメリットだ(それ以外の用途に利用する場合は有償ライセンスの購入が必要)。

 なお、スタンドアロンの「TeamViewer ミーティング」クライアントとの互換性を確保するために、「TeamViewer」アプリはv15.13に更新することが推奨されている。

ソフトウェア情報

「TeamViewer」
【著作権者】
TeamViewer GmbH
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の非商用利用のみ)
【バージョン】
15.13.6(20/12/16)