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無料リモートデスクトップソフトの次世代版「TeamViewer Remote」が提供開始

より直感的でモダンなUIに。アカウント作成を義務化してセキュリティを強化

「TeamViewer」の次世代版「TeamViewer Remote」

 独TeamViewerは4月27日(日本時間)、同社が提供するリモートデスクトップソフト「TeamViewer」の次世代版となる「TeamViewer Remote」を発表した。新規ユーザーを対象に、Webクライアント・デスクトップクライアント・無料のビジネス用トライアル版がダウンロード可能。既存ユーザーは無料アップグレードを行なうか、TeamViewer認証情報でWebクライアントにログインすることを選択できる。

利用方法は3通りから案内。いずれも無料で体験可能だ

 「TeamViewer Remote」では、いままでのリモート・アクセス機能を維持しつつ、技術スタック・ユーザビリティ・全体的なデザインと操作感を広範囲に渡って再設計。より直感的でモダンな新しいインターフェイスを特徴とする。

 新しいWebクライアントは、デスクトップ版とWebブラウザー版のギャップが解消され、すべての機能が提供される。接続操作は3ステップと簡素化され、オンラインミーティングに参加するのと同じようにワンクリックで簡単にセッションを開始し、顧客や同僚、友人、家族をサポートすることができる。

デスクトップ版とWebブラウザー版のギャップを解消。ワンクリックセッションで接続プロセスを簡素化している

 また、同社プラットフォームの不正使用防止を強化するためにアカウント作成を義務化。リモートセッションを開始する前に受信先の地理的情報や、電子メールドメインなどの情報を確認できるようになり、正当な接続のみを受け入れる判断をユーザーが適切に下せるよう、着信接続の透明性も向上している。

不正使用を防止するためのセキュリティを強化

 法人ユーザー向けには、「リモート監視と管理(RMM)」がネイティブで追加された。「TeamViewer Remote」のRMMには、リモートデバイスとネットワークデバイスの監視、アセットマネジメント、ソフトウェアの展開、パッチマネジメントなどが含まれ、組織のデバイス管理をシームレスかつ効率的に行なうことが可能だ。

リモート監視と管理の「TeamViewer Remote」をクライアント統合