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「Wireshark」v3.4.3が公開 ~USB HIDで発見された2件の脆弱性を修正
無償の高機能パケット解析ツール。旧版のメンテナンス更新v3.2.11も公開
2021年2月1日 13:38
オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark 3.4」の最新安定版v3.4.3が、1月29日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。
リリースノートによると、今回修正された脆弱性は2件。USB HIDのディセクターでメモリがリークする問題と、USB HIDディセクターがクラッシュする欠陥が対処された。不正なパケットを通信に紛れ込ませたりできるほか、パケットトレースファイルを開くだけで「Wireshark」がCPUリソースを過剰に消費させたり、クラッシュさせることができる可能性があるとして、アップデートが推奨されている。
そのほかにも、プロトコルの対応のアップデートや不具合の修正が行われた。macOSでダークモードが動作していなかった問題も解消されているとのこと。また、脆弱性の修正はないものの、v3.2系統でも同様の不具合が修正されているのでアップデートしておきたい。
「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.4.3(21/01/29)