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「Wireshark」v3.4.2が公開 ~「macOS Big Sur」で起動時にハングアップする問題を解決

脆弱性の修正はv3.4系統で1件

「Wireshark」v3.4.2が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark 3.4」の最新安定版v3.4.2が、12月18日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。

 リリースノートによると、今回修正された脆弱性は1件。「QUIC」のディセクターがクラッシュする欠陥が対処されている。不正なパケットを通信に紛れ込ませたり、細工を施したパケットトレースファイルを読み込ませて「Wireshark」をクラッシュさせる攻撃につながりかねないとして、アップデートが推奨されている。

 そのほかにも、プロトコルの対応のアップデートや不具合の修正が行われた。「macOS Big Sur 11.0.1」で起動時にハングアップする問題も解決されているという。脆弱性の修正はないものの、v3.2系統でも同様の不具合修正が修正されているのでアップデートしておきたい。

 「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.4.2(20/12/18)