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「Wireshark」v3.4.2が公開 ~「macOS Big Sur」で起動時にハングアップする問題を解決
脆弱性の修正はv3.4系統で1件
2020年12月21日 11:00
オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark 3.4」の最新安定版v3.4.2が、12月18日(協定世界時)に公開された。本バージョンは不具合への対策が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。
リリースノートによると、今回修正された脆弱性は1件。「QUIC」のディセクターがクラッシュする欠陥が対処されている。不正なパケットを通信に紛れ込ませたり、細工を施したパケットトレースファイルを読み込ませて「Wireshark」をクラッシュさせる攻撃につながりかねないとして、アップデートが推奨されている。
そのほかにも、プロトコルの対応のアップデートや不具合の修正が行われた。「macOS Big Sur 11.0.1」で起動時にハングアップする問題も解決されているという。脆弱性の修正はないものの、v3.2系統でも同様の不具合修正が修正されているのでアップデートしておきたい。
「Wireshark」はWindows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在ソースコードとWindows/Mac向けのインストーラーが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows向け最新安定版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.4.2(20/12/18)