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Microsoft、「Office Lens」を「Microsoft Lens」に改称、ロゴも刷新
最大100ページまでのスキャンをはじめとする新機能もAndroidを皮切りに導入
2021年2月2日 09:15
米Microsoftは2月1日(現地時間)、iOS/Android向けに無償提供しているスキャナーアプリ「Office Lens」を「Microsoft Lens」に改称したと発表した。アプリのロゴも新しくなっている。
「Office Lens」は、写真やドキュメント、ホワイトボード、名刺などを端末のカメラで撮影し、画像データとして保存できるアプリ。ドキュメントの輪郭を認識して傾き・歪みを補正したり、不要部分をトリミングしたりといった処理を自動で行ってくれるのが特徴で、画像内のテキストを認識してファイルへ埋め込むOCR機能も備えている(手書き文字対応は英語のみ)。取り込んだコンテンツはクラウドサービスを通じて「OneDrive」や「OneNote」、「Word」、「PowerPoint」へアップロードしたり、PDFファイルとして保存できる。
今回のアップデートではスキャンしたページの並び替えやPDFの再編集、ドキュメント内すべての画像へのフィルターの適用、最大100ページまでのスキャンといった新機能が追加。PDFとして保存する際、保存先をローカルとクラウドで切り替えたり、ローカル・クラウドにあるファイルを簡単に識別できるようにするといった改善も加えられる。
これらの新機能・改善はまずAndroid版に導入され、今後数カ月以内にiOSにも導入されるとのこと。Windows版「Office Lens」アプリの提供は残念ながら終了してしまったが、今年も「Office Lens」改め「Microsoft Lens」の改善に目が離せない。
iOS/Android版「Microsoft Lens」アプリは現在、それぞれのアプリストアからダウンロード可能。iOS版は「iOS 13.0」以降、Android版は「Android 6.0」以降に対応している。