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“3Dオブジェクト”フォルダーは脇役に退く ~Dev版「Windows 10」Build 21322

「フィードバック Hub」アプリは問題と提案の両方で類似のフィードバックを追加できるように

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 21322を“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルで公開

 米Microsoftは2月24日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21322(RS_PRERELEASE)を公開した。“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに参加しているのであれば、“Windows Update”を介してアップデートできる。

 本ビルドは、小規模な変更と既存機能の改善が中心。タスクバーに統合されたニュース機能[ニュースと関心事項]の一部オプションや、Build 21301で案内されていたタッチキーボードの改善に問題が見られたようで、一時的に撤回された。問題が解決されれば、また復活する見通しだ(ただし、12インチ以上のディスプレイ向けの新しいデフォルトキーボードレイアウトと候補バーのアップデートはすべての“Dev”ユーザーに引き続き提供)。

タスクバーに統合されたニュース機能[ニュースと関心事項]

 また、“3Dオブジェクト”フォルダーは「エクスプローラー」の特殊フォルダーとして表示されなくなる。ユーザープロファイルフォルダー(%USERPROFILE%)には残されるが、「Windows 10 Creators Update」の頃に一時期プッシュされていた3D関連機能(参考記事)の退潮を感じさせる変更だ。

“3Dオブジェクト”フォルダーは「エクスプローラー」の特殊フォルダーとして表示されなくなる

 そのほかにも、「フィードバック Hub」アプリがアップデートされているとのこと。v1.2009.10413.0以降では問題と提案の両方で類似のフィードバックを追加できるようになっており、すでに報告されている問題に補足したり、既存の提案にさらなる改善を加えることが可能。トラブルの再現条件がわかる場合はスクリーンショットや診断ログを追加しておくと、エンジニアリングチームによる調査の助けになるだろう。

「フィードバック Hub」v1.2009.10413.0以降で問題と提案の両方で類似のフィードバックを追加できるように
既存の問題や提案を改善できる

 “Windows Insider Program”の“Dev”チャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、“Dev”チャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。