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Windowsの印刷機能に再び問題 ~一部アプリ・プリンターで印刷時に画像が欠けるなどの現象
9日公開の月例セキュリティパッチや15日公開の緊急パッチを適用した環境で発生
2021年3月18日 17:17
米Microsoftは3月17日(現地時間、以下同)、Windowsの印刷機能に再び問題が発生していることを明らかにした。今月のセキュリティパッチ(9日公開)や、それに起因する印刷機能のブルースクリーン(BSoD)エラーに対処した緊急パッチ(15日公開)を適用した環境で発生しているという。
同社によると、以下のような現象が報告されているとのこと。
- バーコード、QRコード、ロゴなどのグラフィックス要素など、ドキュメントの一部が黒一色で印刷されたり、欠けたりする
- テーブル(表)を印刷した際に、罫線が欠ける。文字の配置や書式に問題が発生することもある
- 一部のアプリやプリンターで印刷すると、白紙のページやラベルが表示される
同じような現象は、「CubePDF」でも報告されているとのことだが、アプリではなくOS側の問題である可能性がある。
CubePDF の変換時に画像が欠けると言う連絡を多数頂いていますが、これは、先日の Windows Update の影響を受けている可能性があります。
— Tomoaki Tsugawa (@tt_clown)March 17, 2021
Windows Update にて「オプションとして」対策プログラム (KB5001567) が配布されているようですので、該当する方は試してみて下さい。https://t.co/ogIh6TAlPOpic.twitter.com/B7WvywkZft
この問題の影響が確認されているのは、以下のOSバージョン。Windows 10のみとされていた15日の緊急パッチとは異なり、Windows 8.1などの旧バージョンも含まれている。
- Windows 10バージョン 20H2
- Windows 10バージョン 2004
- Windows 10バージョン 1909
- Windows 10バージョン 1809
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10バージョン 1803
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows 10バージョン 1607
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
- Windows 8.1
- Windows 7 SP1
- Windows Serverバージョン 20H2
- Windows Serverバージョン 2004
- Windows Serverバージョン 1909
- Windows Serverバージョン 1809
- Windows Server 2019
- Windows Serverバージョン 1803
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2 SP1
- Windows Server 2008 SP2
同社は現在解決に取り組んでおり、近日中に更新プログラムを提供するとしている。