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「Microsoft Edge」のPDF機能に導入予定の辞書機能をプレビュー

テキストを選択するだけでポップアップするミニメニューに統合

「Microsoft Edge」のPDFミニメニューに辞書機能

 米Microsoftは3月29日(現地時間)、「Microsoft Edge」のPDFミニメニューに導入予定の辞書機能を発表した。“Microsoft Edge Insider”で配布されているプレビュー版(Dev/Canary)に順次展開される見込みだ(編集部では未確認)。

 PDFミニメニューは、「Edge」によるPDF文書の閲覧を支援するツール。わざわざ右クリックしなくても、テキストを選択するだけでクリップボードへのコピーやハイライト、注釈コメントの追加といった、PDF閲覧の際によく使うコマンドをポップアップ表示してくれる。同社によると、ここに辞書機能を統合してほしいという要望が多く寄せられていたとのことで、「Edge」の右クリックメニューにスマートアクションを統合する最初のステップとして実装することにしたという。

現行版「Edge」のPDFミニメニュー

 内蔵の辞書機能は、PDFミニメニューの[Define](定義)コマンドから利用可能。コマンドを選択するとミニメニューが拡大され、選択テキストの簡単な意味や発音を表示する辞書カードになる。より詳細な意味を調べたい場合は、サイドバーで“Bing”検索するコマンドへつなげることも可能。この機能は、通常の右クリックメニューからもアクセスできる。

選択テキストの簡単な意味や発音を表示する辞書カード

 本機能は今のところドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、スウェーデン語、ノルウェー語、ポーランド語にしか対応していないが、外国語のコンテンツを読む際には役立ちそうだ。また、ミニメニューと辞書カードの機能は通常のWebページでもサポートされるとのことなので、対応言語の拡充とあわせて期待したい。

 そのほかにも、“Microsoft Edge Insider”では拡張機能メニュー数式を解く機能内蔵テーマカラーなどがテスト中。現在、“Microsoft Edge Insider”から無償でダウンロードできる。安定(Stable)版「Edge」と同じ環境で共存させることも可能だ。