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「Thunderbird 78.10.0」が公開 ~9件の脆弱性を修正

Windows版ではユーザービリティやテーマ関連の改善も

「Thunderbird」v78.10.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.10.0」が、4月19日(米国時間)に正式公開された。本バージョンは不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。セキュリティ関連の修正も含まれる。

 本バージョンで対処された脆弱性は、CVE番号ベースで9件。深刻度の内訳はMozillaの基準で上から2番目の“High”が2件、上から3番目の“Moderate”が5件、最低の“Low”が2件となっている。「Thunderbird」は既定でJavaScriptが無効化されているため「Firefox」ほどリスクはないが、できるだけ早めに対処しておいた方がよいだろう。

 そのほかにも、Windows版でユーザービリティやテーマ関連の改善が行われているとのこと。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。