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「ProcMon」がダークモードに対応 ~Microsoft製のプロセスモニタリングツール

Windows Sysinternalsツールの古株にもUIモダナイズの波

「Process Monitor」v3.81

 米Microsoftは5月25日(現地時間)、プロセスモニタリングツール「Process Monitor」の最新版v3.80を公開した。「TCPView」に続き、ダークモードへの対応を果たしている。

 「Process Monitor」(ProcMon)は、「Windows Sysinternals」で提供されているシステムユーティリティの1つ。システム上のプロセスが行う処理を監視し、リアルタイムで時系列順にリスト表示することが可能で、ファイルシステムへのアクセス、レジストリへのアクセス、ネットワークへのアクセス、およびプロセスとスレッドの生成・破棄をモニタリングして、システムのトラブルシューティングに役立てることができる。

 「ProcMon」は「Sysinternals」ツールのなかでも古株だが、近年はアイコンをアップデートするなどUIのモダナイズも図られている。ダークモードへの対応もその一環で、OSを「暗」テーマにマッチしたデザインが選べるようになった。変更したテーマを実際に適用するにはアプリの再起動が必要となる上、OSテーマとの自動連動機能もないようだが、ダークモードの愛用者にはうれしいアップデートといえるだろう。

[Options]-[Theme]メニューからダークモードに切り替え。適用を完了するにはアプリの再起動が必要

 「ProcMon」はWindows Vista以降およびWindows Server 2008以降に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。執筆時現在の最新版はv3.81で、いくつかの機能後退(リグレッション)が修正されている。

ソフトウェア情報

「Process Monitor」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows Vista以降およびWindows Server 2008以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.81(21/05/26)