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「Windows 10 バージョン 21H2」の新機能が実装、Release Previewチャネルで提供開始

WSLのGPUコンピューティング対応などが目玉。ただし、配信対象は一部に限られる

同社の公式ブログ

 米Microsoftは8月18日(現地時間)、「Windows 10 Build 19043.1200」(21H2、KB5005101)を「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルでリリースした。すでにプレビュー版「Windows 10 バージョン 21H1」を利用している場合は、「Windows Update」を介して自動更新される。

 今回のアップデートでは、先月に予告された「バージョン 21H2」の新機能が実装された。今秋の一般リリースに先駆け、テストすることができる。

  • Wi-Fiセキュリティを強化するWPA3 H2E規格
  • Windows Hello for Businessに簡素化されたパスワードレスのデプロイメントモデルを追加
  • Windows Subsystem for Linux(WSL)およびAzure IoT Edge for Linux on Windows(EFLOW)でGPUコンピューティングを正式にサポート。機械学習を始めとするワークフローに対応

 そのほかにも、多くの機能改善や不具合の修正が含まれている。既知の問題として「Windows Update」の設定ページがハングアップする不具合があるが、当面の回避策として設定ページを開き直す方法が案内されている。。

 なお、「バージョン 21H1」が利用できるのは今のところ「Windows 11のハードウェア条件を満たしていない」という理由でBetaチャネルからRelease Previewチャネルへ移させられたテスターのみだ。「Windows Update」の設定ページで[更新プログラムのチェック]ボタンを押し、「バージョン 21H1」へのアップグレードが案内された場合は手動での更新が行える(Seekerエクスペリエンス)。

 それ以外のRelease Previewチャネルのテスターに対しては、「Windows 10 Build 19043.1200」(21H1)が配信される。内容は新機能を除くと「バージョン 21H2」と共通で、更新プログラムの名前も同じ「KB5005101」となっている。