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Microsoft、「Windows 10 バージョン 21H2」を発表 ~今年後半リリースに向けテストを始動

Wi-Fi規格「WPA3 H2E」のサポートやWSLのGPUコンピューティング対応などが目玉

同社の公式ブログ

 米Microsoftは7月15日(現地時間)、Windows 10の次期機能アップデート「バージョン 21H2」を発表した。Windows 11とは別に今年後半にも正式リリースされる見込みで、Home/Proエディションでは18カ月、Enterprise/Educationエディションには30カ月のサービスが提供される。

 「Windows 10 バージョン 21H2」では、以下の新機能が追加される。

  • Wi-Fiセキュリティを強化するWPA3 H2E規格
  • Windows Hello for Businessに簡素化されたパスワードレスのデプロイメントモデルを追加
  • Windows Subsystem for Linux(WSL)およびAzure IoT Edge for Linux on Windows(EFLOW)でGPUコンピューティングを正式にサポート。機械学習を始めとするワークフローに対応

 プレビュービルド(Windows 10 Insider Preview)の提供は、「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルで同日より開始される(Build 19044.1147)。ただし、当面の間はWindows 11のハードウェア要件を満たしていないためにBetaチャネルからRelease Previewチャネルに移されたテスターのみが対象となるようだ。

Windows 11のハードウェア要件を満たしていないためにBetaチャネルからRelease Previewチャネルに移されたテスター

 また、このビルドは「Windows Update」の「Seeker」エクスペリエンスを介してリリースされる。つまり、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]セクションでアップデートを手動でチェックし、明示的にダウンロードとインストールを選択したユーザーにのみ提供される。上述の新機能もまだ含まれていないが、これは今後のリリースに追加されるとのこと。