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「Windows 11」最初のプレビュービルドは来週リリースへ
ハードウェア要件を事前チェック。従来からのテストユーザーには緩和措置も
2021年6月25日 07:08
米Microsoftは6月24日(現地時間)、「Windows 10」の後継OS「Windows 11」を発表した。「Windows 11」最初のInsider Previewビルドは、来週にもリリースされる。
「Windows 11 Insider Preview」ビルドを入手するには、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]セクションから「Windows Insider Program」に参加する必要がある。参加の際は「Microsoft アカウント」(職場および学校のアカウントも可能)が必要となる。
なお、「Windows 11」ではハードウェア要件が「Windows 10」よりも若干厳しくなっている。そのため、すべてのユーザーがプレビュー版「Windows 11」のテストに参加できるわけではないので注意したい。
デバイスが要件を満たしているかどうかは、「PC 正常性チェック」ツール(https://aka.ms/GetPCHealthCheckApp)でチェックできる。不合格でもその理由は通知されないが、CPUやメモリなどに問題がない場合、たいていセキュアブートか「TPM 2.0」が足かせとなっていると思われるので、有効化されているか再度確認しよう。
「Windows Insider Program」にこれから参加する場合、ハードウェア要件を満たしていなければプレビュー版「Windows 11」は配信されない。プレビュー版「Windows 10」のテストに参加することになる。
ただし、本日まで「Windows Insider Program」でテストに協力してきたユーザーに関しては、感謝の意を込めて条件付きの例外が適用される。トラブルに見舞われる可能性はあるが、「Windows 11」のハードウェア要件を満たしていなくても、最低限の基準さえ満たしていればプレビュー版「Windows 11」を試せるというわけだ。
万が一問題が発生しても、「メディア作成ツール」でインストールメディアを作成すれば「Windows 10」に戻ることはできる。しかし、その場合は新規テストユーザーと同じ扱いとなり、ハードウェア要件を満たさない限り再び「Windows 11」へアップグレードすることはできなくなる。また、「Windows 11」が一般公開されると、ハードウェア要件を満たさないデバイスはプレビュー版「Windows 11」の配信対象から除外される。デバイスを使い続けるには、「Windows 10」をクリーンインストールする必要があるので注意したい。