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脱「IE 11」後はこうなる? ~Dev版Windows 10 Build 21387でIEがさっそく廃止
「タスク マネージャー」の「エコモード」表示はトラブルのため無効化
2021年5月24日 08:00
米Microsoftは5月21日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21387(CO_RELEASE)を公開した。「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているのであれば、「Windows Update」を介してアップデートできる。
先日「Internet Explorer 11」(IE 11)デスクトップアプリが1年後にサポート終了となることが発表されたが、本ビルドではその変更がさっそく取り込まれた。プレビュー版Windows 10では「IE 11」が廃止されており、OSで「ie」を検索してもヒットしない。「C:Program FilesInternet Explorer」フォルダーに「iexplore.exe」は残されているが、実行しても「IE 11」は起動せず、代わりに「Microsoft Edge」が現れる。
「IE 11」デスクトップアプリの廃止が自社のアプリにどのような影響を与えるのかが気になるIT管理者は少なくないと思われるが、DevチャネルのWindows 10は格好のテスト環境となるだろう。「IE 11」と連携するアプリなどを開発するデベロッパーも、一度自分のアプリをプレビュー版Windows 10でテストしてほしい。
そのほかにも、Build 21364で導入された「タスク マネージャー」の「エコモード」表示が無効化された。いくつかの問題が発見されたためだという。Dev版「Edge」のプロセスを分類する機能は健在だ。
「Windows Insider Program」のDevチャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、Devチャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。