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Windows 10プレビュー+クリエイティブアプリでテスト中 ~HDRモードでも正確な色表現が可能に

フォルダーアイコンにさらなる改善。「Segoe UI Variable」フォントの適用範囲も拡大中

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 21382をWindows Insider ProgramのDevチャネルで公開

 米Microsoftは5月14日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21382(CO_RELEASE)を公開した。「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているのであれば、「Windows Update」を介してアップデートできる。

 Build 21382では、ICCディスプレイカラープロファイルを使用する一部のクリエイティブアプリやアーティスティックアプリでHDR対応を強化。「Adobe Photoshop」や「Adobe Lightroom Classic」、「CorelDraw」などのアプリが正確な色を取得し、HDRディスプレイの全色域にアクセスできるようになった。

 この機能を有効化するには、アプリケーションをいったん終了し、ショートカットファイルの右クリックメニューからプロパティダイアログへアクセスして[互換性]タブへ切り替える。すると[レガシ ディスプレイ ICC カラー マネジメントを使用する]というオプションが追加されているので、これをONにすればよい。このオプションはHDRモードでのみ効果を発揮する。

[レガシ ディスプレイ ICC カラー マネジメントを使用する]というオプション

 そのほかにも、「エクスプローラ」の一般フォルダーアイコンがアップデートされ、フォルダーにコンテンツが含まれている場合とそうでない場合が区別されるようになった。また、新しい「Segoe UI Variable」フォントがタッチキーボードにも反映されているとのこと。

アップデートされた一般フォルダーのアイコン

 「Windows Insider Program」のDevチャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、Devチャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。