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「Windows 10」のプレビュー版で新しいフォルダーアイコンがお披露目 ~ディスクドライブやごみ箱も新しく
「Windows サンドボックス」の起動も高速化されたDev版Build 21343が公開
2021年3月25日 09:00
米Microsoftは3月24日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 21343(RS_PRERELEASE)を公開した。“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに参加しているのであれば、“Windows Update”を介してアップデートできる。
Build 21343では、「エクスプローラー」に新しいシステムアイコンが導入された。たとえば、これまで斜めに開いていたフォルダーアイコンは正面を向き、カラフルで立体感のあるデザインになった。とくに“デスクトップ”や“ドキュメント”、“ダウンロード”、“ピクチャー”といったトップレベルのユーザーフォルダーには専用のデザインが採用されており、他のフォルダーと簡単に見分けることができる。ディスクドライブやごみ箱のアイコンも、正面を向いたデザインに更新された。
同社は昨年より、OS内蔵のアプリや自社製のアプリのアイコンをアップデートする取り組みを進めている。これに合わせるべく、最近のプレビュービルドでは「ナレーター」や「メモ帳」のアプリアイコンも刷新された。また、タスクトレイなどに使われるシステムアイコンのフォントも“Fluent Design”に合わせてブラッシュアップされており、近々製品版にも反映されるものとみられている。
そのほかにも、Windows 10に組み込まれている独自のコンテナーがアップデートされ、「Windows サンドボックス」と「Microsoft Defender Application Guard」の起動時間が短縮された、互換性には問題はないとのことだが、新しいランタイムが導入されるなど比較的大きな内部変更となっているようなので、利用の際は注意したい。また、「Windows サンドボックス」に含まれる「Microsoft Edge」が「Chromium」ベースの新しいものに置き換えられているとのこと(Build 21313より)。
“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルは、アクティブな開発ブランチで試験実装された新機能が提供されている。トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、“Dev”チャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。