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「LibreOffice」v7.2が公開 ~日本語環境向けの改善も

MS Officeとの互換性、サイズの大きなファイルの処理、「Skia」描画などを強化

The Document Foundation、「LibreOffice 7.2 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は8月19日(中央ヨーロッパ時間)、オープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice 7.2 Community」を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「libreoffice.org」から無償でダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 新しいメジャーリリースとなる「LibreOffice 7.2」は、デスクトップ・モバイル・クラウドで動作するオフィスソフトプラットフォーム「LibreOffice Technology」をベースとしており、「Microsoft Office」ファイル形式との互換性向上により相互運用性も大幅に改善されている。また、サイズの大きなファイルの処理、フォントキャッシングの管理、大きな画像ファイルを含むプレゼンテーションや図面を開く際のパフォーマンスなども改善。「LibreOffice 7.1」で導入された「Skia」バックエンドを利用した描画の速度も向上しているという。

 具体的な「LibreOffice 7.2」の改善点は以下の通り。

  • メニューコマンドの検索(「Shift」+[Esc]キー)
  • ノートブックバーのスタイルピッカーがスクロール可能に
  • サイドバーに表示されるフォントワークパネル
  • テンプレートダイアログの新しいリストビュー
  • 「Xray」のようなUNOオブジェクトインスペクタ
メニューコマンドの検索(「Shift」+[Esc]キー)

 また、「Writer」、「Calc」、「Impress」といったアプリでもさまざまな改善が施されている。

ワープロソフト「Writer」

  • 背景の塗りつぶしが、余白を超えてページ全体に及ぶように
  • ページスタイルにガターマージンを設定できるように
  • 差し込み印刷時に存在しないデータソースを警告
  • スタイルインスペクターでRDFメタデータを表示
  • メタデータフィールドのシェーディングをカスタムカラーに
背景の塗りつぶしが、余白を超えてページ全体に及ぶように

 また、ラベルと名刺用紙のデータに日本のメーカー(エーワン・ヒサゴ・サンワサプライ・DAISO)が追加されている。

表計算ソフト「Calc」

  • オートフィルターで色によるフィルタリングが可能に
  • [外部データ]ダイアログに表示されるHTMLテーブルにキャプションが表示されるように
  • 「ファットクロス」カーソルを追加
  • 「移動平均」トレンドラインで新しい形式を選択可能に

 そのほかにも、セルの書式で「西暦(和暦)」「和暦(西暦)」が選べたり、並び替え規則に日本の古い月名が追加されるなど、日本語環境向けの改善も多く含まれている。

セルの書式で「西暦(和暦)」「和暦(西暦)」が選べる
並び替え規則に日本の古い月名が追加

プレゼンテーションソフト「Impress」と作図アプリ「Draw」

  • 新しいテンプレートを追加:Candy、Freshes、Grey Elegant、Growing Liberty、Yellow Idea
  • テキストボックスで複数列の表示が可能に
  • スケーリングファクターをステータスバーから直接入力できるように
「キャンディ」など新しいテンプレートが追加

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.2系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.2.0.4(21/08/19)