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「Thunderbird 91.0.3」が公開 ~ここ10日間で3度目のアップデート
不要なヘッダーをつけるため一部のサーバーでメールが拒否される問題などに対処
2021年8月26日 15:03
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.0.3が、8月26日(米国時間)に正式公開された。ここ10日間で3度目のアップデートとなる。
本バージョンは、以下の不具合を修正したメンテナンスアップデート。セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。
- HTMLメッセージからリンクされたファビコンでフォルダーアイコンが上書きされることがある
- 配下のフォルダーを削除した際に、統合フォルダーへメッセージが表示されない
- 「Thunderbird」を再起動するとフォルダペインツールバーが保持されないことがある
- OpenPGPメッセージの署名を無効にすると、メール作成ウィンドウの添付ファイルペインを閉じられない
- 一部のリストメールで[リストに返信]すると、ノーリプライの警告が誤って表示されることがある
- 迷惑フォルダーにメッセージを移動しても、Windowsトレイアイコンの未読メッセージ数バッジが更新されない
- Exchange自動検出を利用したアカウントセットアップのUX問題
- アカウント設定で、UTF-8以外で記述されたサーバー概要が正しく表示されない
- Thunderbirdが不要な「SMTPUTF8」を送信することがあり、一部のサーバーでメールが拒否される
- Todayペインで終日ではないイベントの詳細がマウスオーバーでポップアップ表示されない
- Todayペインでタスクのフィルタリングが機能しない
- 電子メールベースのイベントスケジューリングで日付と時間が人間には読めない形式で表示される
「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。すでに利用している場合は自動更新も可能だが、「Thunderbird 78」系統から「Thunderbird 91」系統へのアップグレードはまだ提供されていないので注意。「Thunderbird 91」は公式サイト「thunderbird.net」から入手する必要がある。