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商用可・無料のAI音声読み上げツール「VOICEVOX」、他アプリへの組み込みも可能なコアライブラリも公開

プロジェクトの保存、キャラの立ち絵、設定画面を追加するなど使い勝手も向上

「VOICEVOX」

 音声合成ソフト「VOICEVOX」の最新版v0.5.2が、9月12日に公開された。Windowsに対応しており、ライセンスは「LGPL v3」。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。なお、インストーラーを実行すると追加で2.7GBほどのファイルをダウンロードするので、ストレージの空き容量には注意したい。

インストーラーを実行すると追加で2.7GBほどのファイルをダウンロードするので、ストレージの空き容量には注意

 「VOICEVOX」は、好みのキャラクターにテキストを読み上げさせることのできる音声合成ソフト。手軽に「そこそこ品質がよい」結果を得られるのが魅力で、有償ツールほどの機能は持たないが、誰でもすぐに扱えて、やろうと思えば簡単なイントネーションなどの調整まで行える柔軟性を持つ。また、標準で2つのキャラクター(四国めたん、ずんだもん)が含まれている点や、商用・非商用問わず無料で使える点もうれしいポイント。音声合成ソフトを使ったことないユーザーや、使ったことはあるが挫折してしまったユーザー、難しそうで手が出せないでいるユーザーに是非お勧めしたい。

 前回紹介したバージョンからの改善点は多岐にわたるが、目玉はプロジェクトをファイルとして保存できる機能といえるだろう。これで、作成したやり取りを保存したり、読み込んで続きを編集できるようになった。キャラ名とセリフからなるテキストファイル(CSV)を読み込む機能も追加されているので、使い慣れたテキストエディタ―で脚本を作成し、あとで「VOICEVOX」に読み込ませるといった使い方もできる。

 また、ユーザーインターフェイスにもいくつかの改善が施された。まず、セリフリストの左側に、選択中のキャラクターの立ち絵が表示されるようになった。設定画面が追加され、CPU/GPUのエンジン切り替えやテキストの文字コードを選択できるようになっている。ウィンドウを常に最前面表示させるピンアイコンがタイトルバーに追加されたのも使いやすい。

設定画面を追加

 そのほかにも、「VOICEVOX」のコアが別プロジェクトとして公開された。Windows版やLinux版を誰でもビルドできるようになったほか、「VOICEVOX」以外のアプリケーションに組み込んでテキスト音声合成機能を付け加えることもできる。

 すでにC#(.NET 6.0)による実装「VOICEVOX ENGINE SHARP」も公開されている。

ソフトウェア情報

「VOICEVOX」
【著作権者】
ヒホ 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.5.2(21/09/12)