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無料で商用可のAI音声読み上げツール「VOICEVOX」のソング機能が大幅強化

矩形選択・コピー&ペーストなどが可能に。ハミング対応キャラクターも大量追加

「VOICEVOX」v0.18.0

 好みのキャラクターにテキストを読み上げさせられる音声合成ツール「VOICEVOX」の最新版v0.18.0が3月23日に公開された。v0.16.0でプロトタイプ版として搭載されたソング機能が強化され、いよいよ実用的になっている。

 ソング機能は、もともとテキストの読み上げツールとして開発された本ソフトで、音声に音程を付けて歌わせることを実現した機能。3月7日に公開されたv0.17.0で、プロジェクトの保存機能やアンドゥ・リドゥ機能が搭載され、徐々に楽曲制作ツールとして利用できるようになっていた。

v0.17.0ではプロジェクトの保存機能などが追加

 v0.18.0では、矩形選択([Shift]キー+ドラッグ)機能とコピー&ペースト機能が追加され、いよいよ本格的に楽曲制作で利用できるようになっている。また、ノートが同時に発音されている場合にツールチップを表示して警告する機能や、ピッチの変化を線グラフで表示するピッチ表示機能も追加された。

矩形選択機能
コピー&ペースト機能
ノートが同時に発音されている場合にツールチップを表示して警告
ピッチ表示機能
ピッチ表示機能は[設定 / オプション]画面から有効化可能

 さらに、音符や歌詞・ピッチ・エンベロープなどのデータを保存した「歌声合成ツールUTAU」のプロジェクトファイル(UST形式)の読み込みに対応したほか、MIDIファイルのインポート時にトラックを選択可能になっている。

 ソングで使えるハミング対応のキャラクターも追加されており、以下のキャラクターが利用できるようになった。

  • WhiteCUL
  • 後鬼
  • No.7
  • ちび式じい
  • 櫻歌ミコ
  • 小夜/SAYO
  • ナースロボ_タイプT

 また、「四国めたん」、「ずんだもん」、「波音リツ」には、ハミングのスタイルが追加されている。これにより、ハミング対応のキャラクターは19種類、スタイル換算で61種類に増加している。

ハミング対応キャラクターも大量追加

 「VOICEVOX」は、手軽にAI技術を活用した音声合成を利用できるツール。有償ツールほどの機能は持たないが、誰でもすぐに扱えて簡単なイントネーションなどの調整まで行なえる柔軟性を持つ。商用・非商用を問わず無料で利用可能で、ライセンスは「LGPL v3」(キャラクターに関してはそれぞれのライセンスに準拠)。

 対応OSはWindows/Mac/Linuxで、編集部にてWindows 11で動作確認した。現在、公式サイトからダウンロード可能。開発の継続などを目的とした資金援助を募っており、pixivFANBOXから援助を行える。

ソフトウェア情報

「VOICEVOX」
【著作権者】
Hiroshiba Kazuyuki 氏
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0.18.0(24/03/23)