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「Thunderbird 91.2.1」が公開 ~「Thunderbird 78」からの自動更新も開始される

アクセシビリティや安定性の改善も

「Thunderbird」v91.2.1

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.2.1が、10月21日(米国時間)に正式公開された。本バージョンでは、RSSフィードのフェッチ失敗後にフィードの更新を自動的に一時停止することを無効にする設定が追加された。セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。

 そのほかにも、以下の問題の修正および改善が行われている。

  • 宛先のアドレスのピル(宛先をコンパクトに表示したもの)にエラーがあるとき、リストの展開時に誤ってメーリングリストのピルにマージされることがある
  • BCCのみのメッセージを送信トレイから送信できない
  • [新しいメッセージとして編集]を使用すると、デフォルトのDNSリクエストが設定されない
  • [会話]チャットパネルの垂直スクロールバーが正しく機能しない
  • macOS版において、チャットアカウントの[詳細オプション]ダイアログボックスにクリックできるボタンがない
  • RSSフィードの添付ファイルを保存できない
  • 誤ったコンテンツタイプで提供されるパブリックICSカレンダーを追加できない
  • CalDAVカレンダーを手動で更新するように設定しても反映されない
  • 読み取り専用に設定されたCalDAVカレンダーが、Thunderbirdを再起動した後に書き込み可能になる
  • カレンダーの招待状のコピーの保存([その他]-「コピーを保存」)が機能しない
  • 月のビューを印刷するときに、月の最初または最後の週のイベントが印刷されないことがある
  • 添付ファイルの[添付ファイル]メニューパネルが空
  • アクセシビリティの改善。フォーカスしているエリアをより明確に表示
  • さまざまなテーマの改善、高解像度モニター向けの改善
  • 安定性の向上

 なお、本バージョンから自動更新機能による「Thunderbird 78」からのアップデートが可能となっている。

自動更新機能による「Thunderbird 78」からのアップデートが可能

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできるほか、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。