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「Twitter API v2」が正式なTwitterの主要APIに ~申請不要の無償アクセスレベルも追加
既存の「Twitter API v1.1」は重要な不具合への対処のみに
2021年11月16日 16:42
米Twitterは11月15日(現地時間)、「Twitter API v2」が正式にTwitterの主要APIになったと発表した。スペースやアンケート、プロフィールへのツイート固定といったv1.1では利用できなかった数多くの新しい機能やエンドポイントが追加されているという。
また、今回のアップデートに合わせて「Essential access」と呼ばれるアクセスレベルが追加された。「Essential」アクセスはサインアップするだけで「API v2」を利用できるようになっており、煩雑な申請手続きは不要。1つのアプリケーションの開発環境が提供されるとともに、50万ツイート/月の取得が可能だ。
同社は「Essential」アクセスだけでとくに開発の初期段階における開発者ニーズの大半を満たせるとしているとしているが、それで不足な場合のために「Elevated」アクセスも用意している。このレベルは3つのアプリケーション環境(開発環境、ステージング環境、本番環境)、200万ツイート/月の取得までに対応しており、申し込みが受理されれば無償で利用できる。すでに「API v2」を利用している開発者のプロジェクトは、自動で「Elevated」アクセスへアップグレードされるとのこと。
なお、既存の「Twitter API v1.1」は引き続き利用可能だ。ただし、重要な不具合への対処のみとなる。できるだけ早めの移行を計画した方がよいだろう。
そのほかにもデベロッパーポリシーが改訂され、Twitterのコア機能を使った構築方法の一部を制限したり、アプリでサポートできる利用者数を制限したりする文言が削除された。