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MicrosoftのWebサイトを開けない不具合を修正した「Firefox 95.0.1」が公開

8年間放置していた問題が引き金に

「Firefox」v95.0.1

 Mozillaは12月16日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v95.0.1を正式公開した。MicrosoftのWebサイトを開けない不具合が修正されたメンテナンスアップデートとなっている。

 この問題は「Firefox」でOCSP(Online Certificate Status Protocol、証明書が失効してないかをリアルタイムで確認するプロトコル)の実装が遅れていたことにある。修正の要望は8年前から行われていたが対処されておらず、今回、Microsoftの一部ドメインでOCSPステープリング(オンライン証明書状態の確認コストを減らす仕組み)がアップデートされたことで問題が表面化したようだ。

 そのほかの変更は、以下の通り。セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。

  • 一部の Linux/X11 システムでWebRenderがクラッシュする問題を修正
  • Windowsのシャットダウン時にクラッシュする問題を修正
  • OSレベルでダークモードが設定されている一部のLinux環境で発生していたWebサイトのコントラスト問題を修正

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。