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日本語IMEでカーソルの動きがおかしくなる不具合 ~Windows 10/11に影響

ロールバックシステムで解決済み

同社のドキュメントページ

 米Microsoftは1月4日(現地時間)、2021年11月のプレビュー更新プログラム以降をインストールしたWindows 10/11環境で、日本語入力システム(IME)の利用中に一部アプリケーションでカーソルが予期せず移動してしまう問題があることを明らかにした。

 同社によると、この問題は前述のパッチとマルチバイト文字セット(MBCS)を用いるアプリの組み合わせで発生するとのこと。日本語IMEによるテキスト入力の順序が乱れたり、テキストカーソルが予期せず移動したりすることがある。Microsoftの日本語IMEだけでなく、他社(サードパーティー)の日本語IMEでも発生する。影響するプラットフォームは以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H1
  • Windows 10 バージョン 20H2
  • Windows Server 2022

 この問題は「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで解決され、組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が24時間以内に自動で適用される。自動による適用を待てない場合は、OSの再起動で適用を完了できる場合もある。

 企業が管理するデバイスの場合、特別なグループポリシーをインストール・構成することで解決できる。ただし、OSのバージョンによってインストールすべきグループポリシーは異なるので注意したい。