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Windows 10/11にCパッチ ~IMEの利用中にIEが動作しなくなる問題やプリンターの接続問題を解決

「Windows 10 バージョン 21H2」にプレビューパッチが提供されるのは今回が初めて

Microsoft、すべてのサポート中Windows 10/11バージョンに対しCパッチをリリース

 米Microsoftは11月22日(現地時間)、2021年11月のプレビュー更新プログラムをすべてのサポート中バージョンのWindows 10/11に対してリリースした。「Windows 10 バージョン 21H2」にプレビューパッチが提供されるのは今回が初めてだ。

  • Windows 11(オリジナルリリース):KB5007262
  • Windows 10 バージョン 21H2/21H1/20H2/2004:KB5007253
  • Windows 10 バージョン 1809/Windows Server 2019:KB5007266

 今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないオプションのパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。

 「Windows 11」における変更のハイライトは、以下の通り。

  • 入力システム(IME)の利用中にテキストをコピー&ペーストすると、「Internet Explorer」が動作しなくなる問題に対処
  • タスクバーアイコンのアニメーションのパフォーマンス問題を修正
  • プリンターを接続した後に、デバイスがプリンターを検出できないことがある問題に対応
  • デバイスで一時的に音声が聞こえなくなることがある問題に対処
  • 一部の可変フォントが正しく表示されない問題に対処

 また、Kaspersky製品などに影響していた「Microsoft Installer」(MSI)の問題や、10月の月例パッチが原因でリモートプリンターへの接続でエラーが発生する問題も解決されているとのこと。

 今回リリースされたパッチは「オプション」として配信されており、かならずしも適用する必要はないが、これらの問題に悩まされている場合はインストールしてもよいだろう。「Windows Update」を手動でチェックして[ダウンロードしてインストール]というボタンが現れた場合は、それをクリックすることで適用できる。

「Windows Update」を手動でチェックして[ダウンロードしてインストール]ボタンを押す(Windows 11の場合)

 なお、次のBリリースは日本時間で12月15日に公開される予定。12月のCリリースは年末年始のため提供されないため、年内のアップデートは基本的にこれが最後となる。来年1月のBリリースは、日本時間1月12日に公開される。