ニュース
Windows 10/11にCパッチ ~IMEの利用中にIEが動作しなくなる問題やプリンターの接続問題を解決
「Windows 10 バージョン 21H2」にプレビューパッチが提供されるのは今回が初めて
2021年11月24日 06:45
米Microsoftは11月22日(現地時間)、2021年11月のプレビュー更新プログラムをすべてのサポート中バージョンのWindows 10/11に対してリリースした。「Windows 10 バージョン 21H2」にプレビューパッチが提供されるのは今回が初めてだ。
- Windows 11(オリジナルリリース):KB5007262
- Windows 10 バージョン 21H2/21H1/20H2/2004:KB5007253
- Windows 10 バージョン 1809/Windows Server 2019:KB5007266
今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないオプションのパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。
「Windows 11」における変更のハイライトは、以下の通り。
- 入力システム(IME)の利用中にテキストをコピー&ペーストすると、「Internet Explorer」が動作しなくなる問題に対処
- タスクバーアイコンのアニメーションのパフォーマンス問題を修正
- プリンターを接続した後に、デバイスがプリンターを検出できないことがある問題に対応
- デバイスで一時的に音声が聞こえなくなることがある問題に対処
- 一部の可変フォントが正しく表示されない問題に対処
また、Kaspersky製品などに影響していた「Microsoft Installer」(MSI)の問題や、10月の月例パッチが原因でリモートプリンターへの接続でエラーが発生する問題も解決されているとのこと。
今回リリースされたパッチは「オプション」として配信されており、かならずしも適用する必要はないが、これらの問題に悩まされている場合はインストールしてもよいだろう。「Windows Update」を手動でチェックして[ダウンロードしてインストール]というボタンが現れた場合は、それをクリックすることで適用できる。
なお、次のBリリースは日本時間で12月15日に公開される予定。12月のCリリースは年末年始のため提供されないため、年内のアップデートは基本的にこれが最後となる。来年1月のBリリースは、日本時間1月12日に公開される。