Kaspersky製品などが起動不能になる月例パッチの不具合、Windows 11プレビュー版で修正

「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.348がBeta/Release Previewチャネルで提供開始

　米Microsoftは11月19日（現地時間、以下同）、「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.348を「Windows Insider Program」のBeta/Release Previewチャネルに参加しているテスターに対して公開した。

　本ビルドでは、2021年11月の月例セキュリティ更新プログラム以降を適用した環境で発生している「Microsoft Installer」（MSI）の問題が解決された。MSIを使ってアプリの修復やアップデートを行うと、アプリが開けなくなるとのことで、「Kaspersky Endpoint Security 11 for Windows」などの製品に影響が出ている。

　なお、この問題はWindows 11以外にも影響するが、執筆時現在、修正プログラムはまだリリースされていないようだ。

　そのほかにも、12日にリリースされたBuild 22000.346の内容も含まれているとのこと。このビルドでは、BSoD画面が黒から青に戻されるなどの変更が加えられている。

　「Windows Insider Program」のBetaおよびRelease Previewは、正式版のWindows 11に導入される前の新機能や改善がテストされるチャネル。内容に大きな問題がなければ、そのうち製品版のプレビューパッチ（オプション）や月例のセキュリティプログラム（必須）にも組み込まれる。