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「Outlook」で最近のメールが検索結果に表示されない問題が解決

ロールバックシステムで順次解消へ

同社のサポートページ

 米Microsoftは1月19日(現地時間)、「Outlook」検索で最近のメールが見つからない問題が解決されたと発表した。

 同社によると、2021年11月のプレビュー更新プログラム(Cリリース、KB5007253)以降を適用した環境では、「Outlook」デスクトップアプリの検索結果に最近のメールが表示されない場合がある。この現象はPSTファイルまたはOSTファイルにローカル保存されているメッセージを検索するケースで発生し、POP/IMAPアカウント、「Microsoft Exchange」アカウント、「Microsoft 365」アカウントに影響する可能性がある。「Outlook」アプリのデフォルト検索がサーバー検索に設定されているケースでは正常に検索できるが、それでも詳細検索には影響がでてしまうとのこと。

 この現象が確認されているプラットフォームは以下通り。同社は一時的な回避策として「Windows デスクトップ サーチ」を無効化し、代わりに「Outlook」の組み込み検索機能を用いる方法を案内していた。

  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H1
  • Windows 10 バージョン 20H2
  • Windows 10 バージョン 1809
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows Server バージョン 20H2
  • Windows Server バージョン 1809
  • Windows Server 2019

 問題の原因は特定されており、すでに「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで解決されたとのこと。組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が24時間以内に自動で適用される。自動による適用を待てない場合は、OSの再起動で適用を完了できる場合もある。

 組織で管理されている端末の場合は、特別なグループポリシーを適用することで解決が可能。ただし、利用しているWindowsのバージョンにあった正しいグループポリシーを選択する必要があるので注意したい。