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コーディングのリアルタイム共有「Visual Studio Live Share」がチャット機能を統合
「Visual Studio 2022」で利用可能に
2022年1月11日 15:42
「Visual Studio 2022」に組み込まれている、コーディングのリアルタイム共有ソリューション「Live Share」には、チャット機能が組み込まれている。米Microsoftは1月5日(現地時間)、公式ブログ「Visual Studio Blog」で案内している。
ソフトウェア開発は一般に個人で行われるものと思われているが、実際はまったくそうではない。多くの開発者がプロジェクトに関わり、コミュニケーションをとりながら協調して開発するケースの方がずっと多いだろう。最近ではプログラミング環境そのものを他のメンバーと共有し、コードの品質を高めるために議論したり、スキルアップのためのトレーニングの場として活用する「Visual Studio Live Share」や「Teletype for Atom」といったソリューションも広まりつつある。とくに「Live Share」は「Visual Studio 2019」に標準搭載されており、身近な存在といえるだろう。
「Live Share」ではコーディングやターミナル、デバッグ機能の共有が可能だが、これまでチャットなどのコミュニケーション機能は搭載されておらず、「Microsoft Teams」や「Skype」といったソリューションを組み合わせる必要があった。しかし、「Visual Studio 2022」ではチャット機能が統合されており、状況に応じてテキストによるコミュニケーションが可能。編集部ではまだ確認できなかったが、セッションを開始すると「Live Share」ウィンドウにチャットのアイコンが表示され、ポップアップでチャットウィンドウを開くことができるようになるという。
ソフトウェア情報
- 「Live Share」Visual Studio拡張機能
- 【著作権者】
- Microsoft
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.5242(22/01/07)