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紙とデジタルを融合したMicrosoft Garageのノートアプリ「Journal」が誕生一周年
フォルダー機能の追加でお祝い
2022年2月18日 13:30
米Microsoftは2月17日(現地時間)、「Microsoft Garage」のアイデアノートアプリ「Journal」がリリースから一周年を迎えたことを発表した。これを記念して、フォルダー機能をサポートした新バージョンがリリースされている。
「Journal」は、自由な発想を製品として具体化するMicrosoftの社内プロジェクト「Garage」で開発されたデジタルノートアプリ。「Microsoft Garage」で有名な成果としてはキーボード・マウス共有ソフト「Mouse Without Borders」、音声入力を行うOfficeアドイン「Dictate」、「PowerPoint」のプレゼンを通訳・翻訳する「Presentation Translator」などがある。
「Journal」の特徴は「紙のノート」を再現する一方で、デジタルの利便性を巧みに融合させている点にある。キャンバスはデジタルノートで一般的な無限スクロールではなく、あえて紙のノートと同じ「ページ」単位で管理されており、触覚信号に対応する「Surface Slim Pen 2」と組み合わせれば本物のノートとペンのような書き味が得られる。
ページに手書きされた文字(インク)はAIがテキストデータとして認識してくれる。そのため、あとで探し出すのも簡単だ。さらにテキストへ下線や星印を書き込めば、それが見出しやお気に入りの個所としてマーキングされ、抜き書きの「カード」が自動で作成される。思わず「学生時代にこんなノートがあれば」と感想を漏らしてしまうほどの出来栄えだ。
最新版では、ユーザーからもっとも要望の多かった機能の1つであるフォルダーをサポート。複数のジャーナルをまとめて整理できるようになった。フォルダーの移動は、ジャーナル右上の[…]メニューから行える。マウスやペンでドラッグ&ドロップしてもよい。
そのほかにも、AIの処理が最適化。ほとんどの操作で最大28%ものパフォーマンス向上を果たしたとのこと。とくに低消費電力デバイスでは応答性が向上し、軽快に動作するようになっているという。
「Journal」は現在、「Microsoft Store」から無償でダウンロード可能。x64/ARM64の「Windows 10 バージョン 1909」以降で利用できる。
ソフトウェア情報
- 「Journal, a Microsoft Garage project」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10/11(x64/ARM64)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.22047.775.0(22/02/17)