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触覚フィードバックで紙のような書き味 ~Microsoft Garageのノートアプリが「Surface Slim Pen 2」に対応

「Surface Pro 8」や「Surface Laptop Studio」で体験

「Journal, a Microsoft Garage project」v1.21040.1271.0

 米Microsoftは9月30日(現地時間)、「Microsoft Garage」のアイデアノートアプリ「Journal」が「Surface Slim Pen 2」の触覚信号に対応したと発表した。「Surface Pro 8」「Surface Laptop Studio」で体験できる。

 「Surface Slim Pen 2」には特殊なプロセッサーが搭載されており、紙のような書き心地を再現する感覚フィードバックを行う。家庭用ゲーム機には振動でゲーム内の衝撃を再現するコントローラーが存在するが、それのデジタルペン版といえるだろう。

 触覚信号を利用するには、Windows 11と対応デバイス(Surface Pro 8、Surface Laptop Studio、Surface Slim Pen 2)、それにアプリ側の対応が必要。今回はアプリのアップデートにより「Journal」がサポートを実現したが、Microsoft以外のサードパーティ製アプリでも対応が可能とのことなので、これからの普及に期待したい。

 「Journal」は、自由な発想を製品として具体化するMicrosoftの社内プロジェクト「Garage」で開発されたデジタルノートアプリ。「Microsoft Garage」で有名な成果としてはキーボード・マウス共有ソフト「Mouse Without Borders」音声入力を行うOfficeアドイン「Dictate」「PowerPoint」のプレゼンを通訳・翻訳する「Presentation Translator」などがある。

 このアプリの特徴は、紙のノートとデジタルペン、双方の利便性を融合させることを目的としている点だ。キャンバスはデジタルノートで一般的な無限スクロールではなく、あえて紙のノートと同じ「ページ」単位で管理されている。手書きのテキストへ下線を引いたり、横に星を書き込むと、それが見出しやお気に入りの個所としてマーキングされ、サイドパネルに「カード」としてストックされる。講義ノートから抜き書きして、暗記カードを作成するような感覚だ。

キャンバスは紙のノートと同じ「ページ」単位で管理
下線や星マークをつけた部分が「カード」に。テキスト認識されるので、キーワード検索も可能

 今回の「Journal」アップデートでは、インクの書き触りを再現するだけでなく、インクのジェスチャーにも触覚信号が活用されている。ペンやマーカー、鉛筆、消しゴムといったツールにはそれぞれ固有の「振動」が割り当てられており、微妙な感触の違いで使い分けを感じられる。スクラッチアウト(間違った部分をぐちゃぐちゃっと線で消すジェスチャー)や丸で囲んで選択するAI機能でも、作業の種類によってさまざまな触覚が使われており、直観的で自然な使い勝手を再現しているという。

「Journal, a Microsoft Garage project」v1.21040.1271.0

 「Journal」は現在、「Microsoft Store」から無償でダウンロード可能。x64/ARM64の「Windows 10 バージョン 1909」以降で利用できる。

ソフトウェア情報

「Journal, a Microsoft Garage project」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10(x64/ARM64)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.21266.676.0(21/10/01)