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「Chromium」にゼロデイ脆弱性 ~「Chrome」と「Edge」に緊急アップデート

「Chrome」はv99.0.4844.84、「Edge」はv99.0.1150.55になっていることを確認

「Google Chrome」v99.0.4844.84

 米Googleは3月25日(米国時間、以下同)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定(Stable)版v99.0.4844.84を公開した。本バージョンは、ゼロデイ脆弱性(CVE-2022-1096)に対処したセキュリティアップデート。「Microsoft Edge」でも翌26日に緊急アップデート(v99.0.1150.55)が実施されている。

「Microsoft Edge」v99.0.1150.55

 脆弱性の内容は、スクリプトエンジン「V8」における型混乱(type confusion)であるとのこと。深刻度は4段階中上から2番目の「High」と評価されているが、すでにこの脆弱性を悪用した攻撃も観測されている。できるだけ早いアップデートが必要だ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」安定版はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)などから手動でアップデートすることもできる。

設定画面(chrome://settings/help)などから手動でアップデートすることもできる

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。すぐにアップデートを受け取れない場合もあるので、その場合は時間をおいて再度試してみてほしい。

画面左上の[…]アイコンから[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]メニューを選択