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Microsoft、ArmデバイスがAADにサインインできない問題を解決するパッチを緊急公開
VPN接続や「Microsoft Teams」、「OneDrive」、「Outlook」などに影響
2022年6月21日 08:00
米Microsoftは6月20日(現地時間)、ArmベースのWindowsデバイスを対象としたセキュリティ更新プログラムを定例外でリリースした。2022年6月の月例セキュリティ更新プログラムを適用した環境で発生していた「Azure Active Directory」(AAD)のサインイン問題が解決されているという。この問題の影響でVPN接続や「Microsoft Teams」、「OneDrive」、「Outlook」などのアプリやサービスが利用できなくなることがあり、早急な対応が望まれていた。
今回リリースされた更新プログラムは、以下の通り。「Windows Update」、「Windows Update for Business」、「Windows Server Update Services」(WSUS)、「Microsoft Update カタログ」を通じて入手できる。
- Windows 11 バージョン 21H2:KB5016138
- Windows 10 バージョン 21H2:KB5016139
- Windows 10 バージョン 21H1:KB5016139
- Windows 10 バージョン 20H2:KB5016139
このパッチは「累積的」、つまりこれまで行われた修正をすべて含んだものとなっている。同社は今月の月例パッチの代わりに、本パッチを適用するよう呼び掛けている。
なお、この定例外パッチを受け取ることができるのはArmプロセッサーを搭載するデバイスだけだ。それ以外のプラットフォームは問題の影響を受けないため、アップデートは配信されない。