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Microsoft、「Azure Active Directory」を「Microsoft Entra ID」へ改称

資格情報とネットワークアクセスに関するブランド「Microsoft Entra」へ統一

Microsoft、「Azure Active Directory」を「Microsoft Entra ID」へ改称

 米Microsoftは7月11日(現地時間、以下同)、「Microsoft Azure Active Directory」(Azure AD、AAD)を「Microsoft Entra ID」へ改称すると発表した。同社は昨年より資格情報とネットワークアクセスに関するブランドとして「Microsoft Entra」を展開しているが、「Azure Active Directory」もそれに統合される。

資格情報とネットワークアクセスに関するブランド「Microsoft Entra」

 今回変更されるのは基本的にサービスの名称だけで、すでに「Azure AD」を利用している顧客に影響が及ぶことはないとのこと。「Azure AD」およびそれを含む「Microsoft 365」プランの価格にも変更はない。単に「Azure AD」というSKU(Stock keeping Unit)名が「Microsoft Entra ID」に置き換わるだけだ。

 新しい名前は、1カ月の告知ののち8月から表示され始める。サービス名称の変更は、10月1日に実施される。同社は2023年末までに、ほとんどの製品でこれらの移行措置を完了したい考えだ。

 なお、シームレスに移行するため、開発プラットフォームにおける変更はない。機能やAPI、ログインURL、「PowerShell」コマンドレット、認証ライブラリ(MSAL)、開発者エクスペリエンス、ツールなどはこれまで通りだ。