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Microsoft、2022年7月Cリリースを提供開始 ~サポート中の全バージョンで利用可能に【7月27日更新】

「集中モード」の改善や不具合の対処などが行われる

Microsoft、Windows 11などに対しCパッチをリリース

 米Microsoftは7月21日(現地時間、以下同)、2022年7月のプレビュー更新プログラムをWindows 11などに対してリリースした。

  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5015882
  • Windows 10 バージョン 21H1/21H2:KB5015878(7月26日リリース)
  • Windows Server 2022:KB5015879(19日にリリース済み)
  • Windows Server 2019:KB5015880

 今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。「Windows Update」を手動でチェックしない限りインストールされることはない。

 これはあくまでも「オプション」として配信されており、かならずしも適用する必要はないが、新機能をいち早く試してみたい場合は試してみてもよいだろう。不具合の修正も含まれているので、トラブルに悩まされている場合はインストールすることで解決されることもある。

 「Windows 11」における主な変更としては、以下が案内されている。

  • 「集中モード」(focus assist)がONのときに緊急の通知を受け取るオプションを提供
  • アップグレードの対象となっているデバイスが起動する際に新しい「Windows 11」バージョンへ更新するオプションを提供
  • 特定のデバイスでキーボードの再生ボタンと一時停止ボタンを押すと「エクスプローラ」が動作しなくなる問題に対処
  • 外部モニターを接続した状態で[スタート]メニューのコンテキストメニュー([Windows]+[X]キー)を使用すると、「エクスプローラー」が動作しなくなる不具合に対応
  • タスクバーの検索アイコンにカーソルを合わせると空白のウィンドウが表示され、閉じることができない不具合を解決

[2022年7月27日編集部追記] 7月26日付で、未リリースだったWindows 10 バージョン 21H1/21H2向けのプレビュー更新プログラムが公開されたため、記事を更新しました。