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「Access」でファイルが開けなくなる問題、Microsoftが対策版を緊急公開【8月3日追記】
「Office 2013」「Office 2016」のMSIインストーラー版向けにも更新プログラムが公開
2022年7月20日 12:35
米Microsoftは7月18日(現地時間)、「Microsoft Office」バージョン 2206 Build 15330.20264を最新(Current)チャネルへリリースした。「Microsoft Access」のバージョンが異なるとファイルが開けなくなる問題に対処した緊急アップデートとなっている。
この問題は作成したものと異なるバージョンの「Access」でデータベースファイルを開こうとすると、「要求されたタイプ ライブラリまたはウィザードは VBA プロジェクトではありません」というエラーが発生する場合があるというもので、2022年7月のセキュリティ更新プログラムが原因。「Access」のバージョンを合わせないとACCDE/MDEファイルを開けなくなる。
修正版は「Click-to-Run」インストーラーで利用可能。[ファイル]画面(バックステージ)の[アカウント]セクションから[更新オプション]-[今すぐ更新]コマンドを実行すると適用される。
なお、「Office 2013」および「Office 2016」のMSIインストーラーにはまだ修正パッチがないようだ。引き続き、当該ファイルを作成した「Access」と同じバージョンの「Access」でデータベースを扱うか、問題となるパッチをアンインストールするしかない。
[8月3日編集部追記] Microsoftは8月2日、作成したものと異なるバージョンの「Access」でACCDE/MDEファイルを開けない問題を修正するMSIインストーラー向け更新プログラムを公開した。
- 「Microsoft Office 2013」向け:「KB5002250」
- 「Microsoft Office 2016」向け:「KB5002248」