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デスクトップ版「Outlook」に新たな問題、起動してもすぐ閉じてしまう

Microsoftが回避策を案内

同社のサポートサイトにおけるアナウンス

 米Microsoftは8月11日(現地時間)、「Outlook」デスクトップアプリに新たな問題が発見されたことを公表した。アプリを起動すると、プロファイルの読み込み後に応答を停止してしまう問題があることがあるという。

 この問題が発生すると、「イベント ビューアー」に以下のようなログが残される。イベント IDは「1000」または「1001」。

  • 障害が発生しているアプリケーション名: OUTLOOK.EXE、バージョン: 16.0.15427.20194、タイムスタンプ: 0x62e9be45
  • 障害が発生しているモジュール名: mso20win32client.dll、バージョン: 0.0.0.0、タイムスタンプ: 0x62e4fd3c
  • 例外コード: 0x01483052
  • 障害オフセット: 0x000000000024074d
  • 障害が発生しているプロセス ID: 0x1328
  • 障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d8acfa5984509d
  • 障害が発生しているアプリケーション パス: C:¥Program Files¥Microsoft Office¥root¥Office16¥OUTLOOK.EXE
  • 障害が発生しているモジュール パス: C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥Office16¥mso20win32client.dll
「イベント ビューアー」のログ(他のアプリでの例)

 以下のレジストリパスに保存されているはずの「EmailAddress」文字列データが、何らかの理由で空になってしまうのが原因のようだ。

\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Common\Identity\Identities
レジストリパスに保存されているはずの「EmailAddress」文字列データが、何らかの理由で空になってしまう

 同社は現在、この問題を調査中。回避策としては「Office」から一旦サインアウトし、もう一度サインインしなおしてIDレジストリ設定を再設定する方法や、手動でレジストリデータを設定する方法などが案内されている。