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「Adobe Illustrator」で更新後に強制終了したり、操作不能になる問題

現在、修正中。回避策の実施を

同社のサポートコミュニティで公開された文書

 Adobeのサポートチームによると、Windows版「Adobe Illustrator 2022」をv26.4.1へアップデートすると、ファイルを開いたり保存する際にアプリが強制終了したり、印刷やその他の操作中に「処理中」のウィンドウが出て、操作不能になる事象が確認されているという。

 同社によると、この問題は8月上旬より発生しており、v26.5でもまだ修正が完了していない。回避策は以下の2つが案内されている。

関連ファイルの移動

 「Illustrator」を一旦終了し、以下の設定フォルダーを開く。このフォルダーは隠しフォルダーとなっているので注意。

C:¥Users¥<ユーザー名>¥AppData¥Roaming¥Adobe¥Adobe Illustrator 26 Settings

 次に、フォルダー内にある「.runConfig」と「.runConfigRobin」というファイルを「デスクトップ」フォルダーなどへ移動、もしくはカット&ペーストする。

 これで「Illustrator」が起動し、数日利用して問題がなければ、先ほどのファイルは削除してよい。回避策の実施は完了だ。

バージョンを26.3.1へ下げる

 関連ファイルの移動で問題が解決しない場合は、上記の設定フォルダーをバックアップの上、サポートページから旧バージョンの「Illustrator」をダウンロード・インストールする。

 「Illustrator」が起動するのを確認したら、バックアップした設定フォルダーを元の場所へコピーして作業は完了だ。