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「Thunderbird 102.3.1」が公開 ~「Matrix Javascript SDK」を更新し、脆弱性を解消

細かい改善や不具合の修正も

「Thunderbird」v102.3.1

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.3.1が、9月28日(米国時間)に公開された。以下の2点が変更されている。

  • 編集画面の暗号化オプションが、すでに設定されている暗号化技術に対してのみ表示されるように
  • 現在選択されているアドレス帳の連絡先の数をアドレス帳リストカラムの下部に表示するように

 そのほかの変更は、不具合の修正だ。

  • POPサーバーでパスワードのプロンプトにサーバーのホスト名が含まれていなかった
  • 連絡先の編集コマンドがサイドバーのコンテキストメニューから消失する
  • アドレス帳の連絡先リストで一部の文字が表示されず、読めないことがある
  • Windows 7でダークテーマのアラームダイアログのメニューが表示されないことがある

 セキュリティ関連の修正は1件で、「Matrix Javascript SDK」の更新のみ。CVE-2022-39249、CVE-2022-39250、CVE-2022-39251およびCVE-2022-39236が解決されているとのこと。深刻度の評価は4段階中上から2番目の「High」。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートできる。