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無料のメールソフト「Thunderbird 115.6.1」が公開 ~不具合を修正

「comcast.net」でOAuth2のサポート開始、CPU使用率が高くなる問題の修正など

「Thunderbird 115.6.1」

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v115.6.1が、1月8日(米国時間)に公開された。本バージョンでは、「comcast.net」にてOAuth2認証がサポートされるようになったほか、不具合の修正が行われた。修正済みの不具合は以下の通り。

  • IMAPのCONDSTOREを有効にすると、CPU使用率が高くなる場合がある問題を修正
  • キーボードショートカット[Ctrl]+[R]、[Cmd]+[R]で、折りたたまれたスレッドに返信すると、スレッド内の全てのメッセージに対する返信が開かれる問題を修正
  • カラムヘッダーのソート順を逆にした後に[グループ化]を有効にすると、正しくグループ化されない問題を修正
  • スレッドペインのコンテキストメニューをキーボードで開くと、選択範囲までスクロールしないことがある問題を修正
  • POP3アカウントの新着メール通知が、ダウンロード可能な新着メッセージを知らせない問題を修正
  • メッセージ内のテキストまたはリンクが最初にクリックされた場合、[メッセージ]-[別のフォルダーに移動]メニューで移動できない問題を修正
  • MIMEのマルチパートの境界が適切に終了しない問題を修正

 セキュリティ関連の修正は、今のところアナウンスされていない。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードが可能。