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Adobe、「Photoshop Elements 2023」「Premiere Elements 2023」を発表

編集機能がさらに強化。インストール時間と起動時間は最大35%短く、アプリサイズは45%小さく

Adobe、「Adobe Photoshop Elements 2023」および「Adobe Premiere Elements 2023」を発表

 米Adobeは9月29日(現地時間)、「Adobe Photoshop Elements 2023」および「Adobe Premiere Elements 2023」を発表した。価格は単体で19,580円、両方をセットにしたバンドル版で27,280円(いずれも税込み)。30日間無償で試用できる(「Microsoft Store」での販売は未確認)。

「Adobe Photoshop Elements 2023」

 「Photoshop Elements」は写真の整理や編集、作成、共有を簡単な操作で行えるようにしたアプリ。AIによる高度な編集・エフェクト機能や、ステップバイステップでスキルを習得できる「ガイド付き編集」、豊富なテンプレートを備えており、初心者でも気軽に使い始めることができる。

 ライセンスは買い切りとなっており、サブスクリプションは不要。日常的に利用することはないが、ときどき高度な写真レタッチソフトが必要となるユーザーにも向いている。

 本バージョンでは、以下の新機能や改善が含まれている。

  • スチル写真に部分的なモーションを加える
  • 写真の被写体を花や葉などのオーバーレイで囲んで、奥行きと立体感を加える
  • コラージュとスライドショーのテンプレートを一新
  • ガイド付き編集の検索機能
  • 内部の改良により、インストール時間と起動時間は最大35%短く、アプリサイズは45%小さく。Apple M1システムでは起動速度と動作性能が70%向上

「Adobe Premiere Elements 2023」

 「Premiere Elements」は、初心者をターゲットとしつつも、本格的な編集機能を備えたビデオエディター。同社のAI技術「Adobe Sensei」を活用し、被写体を中心に収めたままサイズを変更したり、ベストシーンのみを自動的に選んで残りを削除する機能などを備える。

 最新版では、以下の機能追加と改善が盛り込まれている。

  • 有名な巨匠のタッチに似せたエフェクト。「Photoshop Elements」の人気機能を動画でも
  • 一新されたスライドショーテンプレート
  • 新しいオーディオトラック
  • 「Photoshop Elements」と同じく内部アーキテクチャーを一新、パフォーマンスが向上

 そのほかにも、Web・モバイル対応のコンパニオンアプリを利用して作品を共有したり、コラージュやスライドショーを作成する機能がサポートされる。ただし、これは英語版のみの提供で、今のところベータ版という扱いだ。