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Adobeが「Photoshop Elements」と「Premiere Elements」の最新版を発売

「Adobe Sensei AI」で写真の背景自動選択や、動画のハイライト作成が簡単に

Adobe、「Adobe Photoshop Elements 2024」および「Adobe Premiere Elements 2024」を販売開始

 米Adobeは10月19日(現地時間)、「Adobe Photoshop Elements 2024」および「Adobe Premiere Elements 2024」の販売を開始した。単体価格はいずれも19,580円で、30日間利用できる体験版も用意されている。2つセットのバンドル版は27,280円。

 本バージョンでは、あらかじめ用意されたプリセットや指定した写真・動画のカラーとトーンに合わせて、ワンクリックで色相、彩度、明るさを変更できる機能が搭載された。手順に沿って操作するだけの「ガイド付き編集」も両ソフトで計88種類利用可能になっている。

プリセットや自分の写真を使用しワンクリックで色相、彩度、明るさを微調整できる「カラーマッチング」機能
「テキストを追加」のガイド付き編集機能

 また、両ソフトの編集画面がより使いやすくアップデートされた。ほかにも同社のAI技術「Adobe Sensei AI」を利用した機能が新搭載されている。

「Adobe Photoshop Elements 2024」

 「Adobe Photoshop Elements 2024」では、自動選択機能に「Adobe Sensei AI」が搭載され、ワンクリックで空や背景を選択できるようになった。また、高圧縮のJPEG画像で見られる歪みやノイズをワンクリックで滑らかに補正する機能も搭載。

「Adobe Sensei AI」による自動選択
圧縮されたJPEG画像の歪みやノイズをワンクリックで補正

 また、以下の新機能やアップデートも含まれている。

  • 写真リールの作成と共有
  • 「Adobe Sensei AI」による「アート効果」のアップデート

「Adobe Premiere Elements 2024」

 「Adobe Premiere Elements 2024」では、「Adobe Sensei AI」を活用した「ハイライトリール」の自動作成機能が追加された。ハイライトリールとは、複数の動画クリップから動きのある映像やクローズアップ、最高品質の映像といったハイライトを抜き出して魅力的な1本の動画に仕上げたもの。

「Adobe Sensei AI」による「ハイライトリール」自動作成

 また、以下の新機能も含まれている。

  • 「リバーブ」、「ボーカル強化」、「ハム音低減」といったオーディオエフェクトの追加
  • 動画へ合成するグラフィックの追加

 このほか、英語のみのベータ版にいくつかの新機能が追加されている。