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Adobe、「Photoshop/Premiere Elements 2022」を販売開始 ~巨匠のレタッチを写真で再現【12月20日追記】
Microsoft ストアで2022年1月8日まで20%OFFでセール中
2021年10月14日 15:44
米Adobeは10月7日(現地時間)、フォトレタッチソフト「Photoshop Elements 2022」と動画編集ソフト「Premiere Elements 2022」の販売を開始した。単体価格はいずれも19,580円。2つをセットにしたバンドル版は27,280円となっている。お得なアップグレード版や、学生・教職員向けも用意されている。前バージョン「Elements 2021」にはあった「Microsoft Store」での提供はまだないようだ。
「Photoshop Elements 2022」
「Photoshop Elements 2022」の目玉は、人工知能技術「Adobe Sensei」を用いたアーティスティック効果だ。著名な芸術作品や人気のアートスタイルにインスパイヤされたさまざまなエフェクトから好みのものをチョイスするだけで、たとば自分の写真を「ゴッホ」の絵画のように加工できる。スライドでエフェクトのかかり具合を調整したり、指定した部分にだけエフェクトをかけることも可能だ。
さらに、画質調整のムービングオーバーレイ機能を利用すれば、しんしんと降る雪、大量のシャボン玉、風に舞う綿毛といった効果を写真に追加できる。MP4形式の動画ファイルとしても保存可能で、「動く写真」を手軽にSNSで共有できる。
また、画像をさまざまな形状にフィットするよう加工できるワープ機能も面白い。写真をマグカップなどの小物に巻きつけたり、サングラスのレンズや鏡にはめ込んだりと、アイデア次第では一風変わった作品に仕上げることができる。
そのほかにも、ウィザードの案内に従うだけで印象的な編集が可能な「ガイド付き編集」も拡充。ペット写真のためのガイドや、写真の背景を広げるガイド、風景を理想的に加工するガイドなど3つが新たに追加された。
写真の整理機能もアップグレードされており、整理パネルでGIFアニメーションを再生できるようになっている。
「Premiere Elements 2022」
一方「Premiere Elements 2022」では、SNSでのシェアに適したサイズへ動画を圧縮する機能を強化。各SNS向けに最適化された縦横比へ書き出せるようになった。横長の写真を縦長の写真へ変更する際も、「Adobe Sensei」のオートフレーム機能で被写体をうまくフレーム内に収めながらサイズ変更をしてくれる。
また、シャドウとハイライトを調整するガイド編集が追加された。フォトレタッチではおなじみの機能だが、動画でも手軽に利用できるのは魅力といえるだろう。「Photoshop Elements 2022」に追加されたムービングオーバーレイ機能も利用できる。
[2021年12月20日編集部追記] 12月20日現在、Microsoft ストアでも「Adobe Photoshop Elements 2022」の販売が開始されていることを確認した。価格は11,700円だが、2022年1月8日までの期間限定で20%OFFの9,360円で購入可能だ。